2008年5月20日 (火)

電車道 第六十三回

1982年新潟交通電鉄ワンマン化。
ワンマン化で必ず導入される物の一つ、運賃箱・両替機。
現在、同社バスの最新式運賃箱は、投入金額がカラーで表示される。
運賃を多く投入しても釣り銭が出てくる機種ではないので、両替機付き。
バスカード対応。

ワンマン化で電鉄車両に新しい運賃箱が付き、
両替は硬貨の他に、紙幣の千円札と五百円札対応だった事が
保存されているモハ11で分かる。
五百円札・千円札の両替はこちらですよ、
という案内が付属のプレートに書いてある。
(長年の日焼けで読みにくくなっています。)
五百円硬貨が鋳造されると
流通上、五百円札は廃札扱いとなるため、
最後はもっぱら千円札の両替。
ひっそりと消えていった昭和の五百円札。
運賃を払うつもりで立ち止まって眺めてもらいたい、昭和の記憶です。

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2006年8月 6日 (日)

電車道第四十一回

新しい交通の開通と、水路の埋め立てでひっそりと姿を消した舟運。
新潟市合併記念展 新潟の舟運 川がつなぐ越後平野の町・村
企画展示が新潟市立歴史博物館で開催中です。
新潟市を中心とした企画展示ですが、阿賀野川船道、信濃川船道、蒲原船道(西川)はすべて水運でつながっておりました。
江戸時代の年貢米、物資、人の移動が水運を使っていたことが分かります。
また、中ノ口川の着船場と電鉄の駅が重なります。
古い農家や倉のある家には自家用の舟がしまってあったりします。
みなさんの周りに『潟』や『新田』のつく地名はありませんか?
今はなき水路があり、きっとそこから大きな川へ舟がでていたに違いありません。

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2006年7月 3日 (月)

電車道第四十回

石油の値上がり。
昨年からどんどんと石油の値上がりがつづく。
石油製品を扱う会社が次々と値上げやむなしと値上げ発表をしている。
トイレットペーパー、ティッシュなど身近なもの、そしてさらにまだ、増えるだろう。
ガソリンも一度に4円から7円の値上げとのこと。
失礼ながら、石油元売り会社はどんな企業努力をしているのか、会見を見ても一般市民にはよく伝わってこない。

一方、石油を燃料とする運輸業は価格競争や公共性から運賃を現状維持している。収支は厳しくなっているだろう。
ガソリン値上げを機に自家用車からバスや電車に切り替えようと思う人はどれくらいいるのだろう。
6月から駐車監視員制度も導入された。駐車場の確保も一苦労だろう。
バス、電車に乗ってみませんか?
あなたのまわりの公共交通機関は不便ですか?
歩くこと、待つこと、乗ること、見られること…
何が不便ですか?

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2006年6月10日 (土)

電車道 第三十九回

五月に映画の撮影があった。
月潟駅をロケ地の一コマとして使うそうである。
月潟に限らず、駅は沢山の撮影現場に用いられている。
自動車社会になっても、旅行会社はもちろん、ファッション誌の背景やタバコのCMなど、国内外を問わず、すたれずに時代の先端をゆき続ける。
駅の何が私たちを引き付けるのか。
駅には行く先がある。
行った先には未来がある。駅のベンチ、ホーム、改札、柵、無人駅。
そこに人がいるだけで、私たちは未来に引き付けられる。

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2006年5月 7日 (日)

電車道第三十八回

>この里の桃のさかりにきてみれば流れにうつる花のくれなゐ
良寛

良寛様が有願和尚の住む新飯田に訪れた際に詠んだ和歌です。新飯田近隣は江戸時代から桃の栽培が盛んだったことが歌からうかがえます。
また、桃色の花の美しさと、中ノ口川にうつるおだやかな流れが広がる一首です。
四月末の開花時期にはカメラファンが、熱心に桃の花の撮影にきています。
新潟市へと合併した月潟、味方、白根は来年4月に一つの区となる予定です。区名候補の一つに“桃花”(ももはな)が候補に挙がりました。桃の花、美しい印象を与えましたが、区の特産は“桃”という強い印象を与えてしまうのではないかと気になりました。桃花区の梨、桃花区のコシヒカリ、桃花区のユリ、桃花区の○○…

今まで作り上げ、育ててきた地域ブランドが生かせるような区名にと思います。

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2006年4月 4日 (火)

電車道 第三十七回

新潟交通電車線(経過7年)

現存車両 5両
モハ11、モワ51、キ116…新潟市月潟
クハ45…佐渡市・加茂湖遊覧船待合所(遊覧船運行休止につき現在閉鎖中)
クハ46…埼玉県・秩父(個人所有)

現存駅舎 3駅

寺地(ホーム一部撤去)
ときめき
月潟


解体駅舎(経過)16駅

東関屋・電車工場(福祉施設・市営住宅・分譲マンション建設中)
東青山(整地)
平島(ホーム有)
焼鮒(ホーム有)
越後大野(ホーム有・2番線待合室残存)
黒埼中学前(更地*線路生埋め)
新大野(ホーム有)
木場(ホーム有)
板井(ホーム有)
七穂(整地・一部道路化)
吉江(ホーム有)
味方中学前(公園)
味方(ホーム有)
白根(公園)
千日(整地)
曲(緑化整地)


先行廃止区間 6駅
白山前「県庁前」(公園・道路)
六分(住宅地)
新飯田(公園)
小中川(ホーム有・鉄道施設を利用した公園・遊歩道工事中)
灰方(住宅地・公園)
燕(JR返還・住宅地)


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2006年3月 5日 (日)

電車道 第三十六回

新潟市立歴史博物館で新潟絵図展が開催されています。
展示品の中に色鮮やかに描かれた巻き物。
吉田初三郎氏が描いた新潟市鳥瞰図の原画があります。
吉田氏は全国の鉄道会社の沿線ガイドなど、絵図作品を多く手がけた人物。
目立つ建築物や景勝地、実際には見えないが遥か先にある都市などを特徴的に地図に描き入れたパノラマ作品を多く残している。
県庁前から続く電鉄線は燕まで。
そして、国鉄省線越後一ノ宮・弥彦へ結ばれている。
活気あふれる港町・昭和十二年の新潟絵図は、当時の人達の旅行心をかきたてただけでなく、時を経た今日でも私達を魅了させてくれる。

新潟市立歴史博物館「みなとぴあ」のリンク
http://www.nchm.jp/contents02_gyoji/02_kikaku_200505_top.html

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2006年2月 4日 (土)

電車道 第三十五回

先日1月26日の新潟日報の紙面に掲載されましたが、月潟駅が老朽化により、一部解体されます。戦後に増築された宿直室部分などが対象です。駅の通用階段部分(現在は通行禁止)からは、一部の基礎部分と柱がつながってないのが分かります。現在どういうバランスで、建っているのか不思議な状態です。

昨夏の木場駅解体作業で、きしみながらバリバリと音を立てて解体される様子は、見ていて心が痛くなりました。

月潟駅だけは長く残ってほしいと強く思いました。今回の解体は危険箇所を取り除くためでやむをえません。改修されても変わらず、沢山の人達から月潟駅が愛されますように。

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2006年1月 1日 (日)

電車道 第三十四回

年末に新潟下越地方が停電となった。
師走の忙しさの中、プツリと電力がとだえた。
明るさ、暖かさ、物音が止まる。
ほんの二・三分かな、と思ったら日没しても通じない地域が多く、何時間も寒さに震えた人も多かっただろう。
ライフラインの水道も止まった家庭・事業所、帰宅困難者、自家発電装置がうまく稼働しなかった県・市庁舎、信号機の点かない交差点など。
東北電力の“想定外”の停電は、我々市民に多くの不自由さを与えた。
目には見えないが電力は、様々な物へ力を与える。電気のエネルギーがなければただの箱、という物が沢山あるはずだ。
電気のある普通に過ごせる生活に感謝しつつ、新年は明るい一年でありますように。

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2005年12月 4日 (日)

電車道 第三十三回

新潟市立黒埼図書館で『ふるさとの点描展』が開催されています。
11月19日~12月4日までが第一期[なつかしの新潟交通電鉄線と黒埼まつり]
6日~22日までが第二期で[黒埼 西東]
やわらかな水彩画で、黒埼を中心とした風景画約130点を二会期に分けて展示されます。

第一期は黒埼町を通っていた電鉄線が中心で、東関屋~月潟のすべての駅が描かれていました。
第二期は黒埼の建物や町の風景が予定されています。

移りゆくは四季の調べ、変わりゆくは世の流れ。
展示してある作品を見るとふるさとを思うあたたかい気持ちになれた気がします。

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